2015年4月13日月曜日

アメリカの会社員の生活

わたしはアメリカの会社で事務職をしています。お客様には会わない内部の管理部門の仕事です。
(グリーンカードではなくて)ビザでアメリカの会社で働いているという日本人はシャーロットでは他には聞いたことがなく、しかも女性で単身というのは、さらに珍しい立場かと思われます。

勤務先はアップタウンと呼ばれるダウンタウンにあります。
住居は会社から2マイル(3キロ)ぐらい離れたところにあるマンションで、単身ですから当然ながら一人暮らしをしています。
通勤はライトレイルという名前の路面電車を使っています。
ライトレイルは一回2ドルちょっとで、同一料金で遠くまで行かれるのですけど、ちょびっとの距離しか乗らない私にとっては高いなあと思っています。
会社の通勤割引で一か月定期券が少しだけ安く買えます。所得控除あり。

就労規則を見たことがないのですが、仕事は8時から5時まで
私は7時半過ぎに家を出て、8時に出社して、5時に帰ります。
残業はほとんどなく、6までいるとオフィスは空になり、7時に自動的に電気が消えます。
朝は7時に電気がつきます。

時間の拘束はゆるやかです。
子供の学校のお迎えや通勤時間帯の渋滞を避けるために、フレックスにしている人もいます。
金曜日は2過ぎぐらいから人が帰り始めます。
連休の前などは「Work From Home」で会社に来ない人もたくさんいます。
Work From Home」は大々的に認められていて、別の部署などでは会社にデスクのない「WFH person」がたくさんいます。
雪や嵐で通勤に支障が出そうなときには、会社から早めに自動の連絡網が回ってきて「Work From Home」を推奨されます。

家族。。。特に小さな子供がいる人には願ってもない仕事環境かと思います。
わたしは仕事をしにわざわざ来ているので、まったくもって物足りないです。
みんな、上の人の顔ばかりみて、保身のことばかり考えて、とよそ者のわたしは思います。

日本の組織では、自分のチームでなくても、上の人がスタッフの働きをよく見ていたなと思います。

シャーロットはこんなところ

ノースカロライナ州のシャーロットって、どんなとこ?

については、こちらのブログが詳しいので、転載&加筆しました。


はじめに

現在、私が住んでいるノースカロライナ州のシャーロット。
そんなところは普通の日本人は訪れることもないと思います。
近場に、全く観光するようなところはないから(汗)

しかし、
(1)USエアウェイズのハブ空港
(2)バンクオブアメリカと、現在はウェルズ・ファーゴの傘下に入ったワコビア銀行が本店を置いていたところ
(3)NFLのバンクオブアメリカスタジアムがあり、カロライナパンサーズの本拠地である
(4)NASCARレースの発祥の地である
など、米国人には極めて重要なポジションを占める都市のはずであり、前出のブログの筆者さん的には、(3)と(4)に大変興味があります(笑)とのこと。

地理

ここで、もう一度ノースカロライナ州の位置をおさらいしてみると、北にバージニア州、西にテネシー州、南にサウスカロライナ州、そして、東側が大西洋に面しているという、アメリカの東部に位置する州です。

ノースカロライナ州は、全米50州で28番目の広さながら、人口は2015年推計で約10,000万人を上回り9番目の多さとなっています。

ちなみに、「ノースカロライナ州」「サウスカロライナ州」とあるので、例えば、NFLの「カロライナ・パンサーズ」等、「カロライナ」と名前の付くスポーツチームが、どちらにあるか分からなくなるところですが、どうやら、サウスカロライナ州には、メジャーなプロスポーツチームは無い模様です。

そう、NHLの「カロライナ・ハリケーンズ」も、ノースカロライナ州が本拠地なんですよね。

シャーロットは、そんなノースカロライナ州の最大の都市となります。

場所は、州都ローリーの南西に位置し、また、ノースカロライナ州の南西部にあるとも言えます。

人口・その他
人口は約79万人。
これは全米で第16位となる多さです。

アメリカの都市で言うと、サンフランシスコより少し少なく、ワシントンDC、ボストンより少し多い。。。本当か?という数字です。
ちなみに近郊都市のアトランタは40位。人口と街の発展度は比例していないわけですね。

歴史
ここで少し、シャーロットの歴史をみてみたいと思います。

シャーロットの歴史は古く、1769年にアイルランド系とスコットランド系移民が住み着いたときから本格的に始まりました。

当時は、イングランドのキング・ジョージ三世の妻クイーン・シャーロットの名前を取って「クイーン・シティ」と呼ばれており、後にシャーロットとなり現在に至っています。

1800年代には金鉱が発見されたことで人口が一気に増加し街は発展したものの、1849年に有名なカリフォルニアで起きた“ゴールドラッシュ”で金採掘は衰退。

その後は煙草の栽培や綿花業の栽培で栄え、国内有数の繊維産業が発展していったのです。

同時に、大陸鉄道のハブ駅として南部の交通路の中心地となり、多くの人でにぎわっていきました。

第二次世界大戦後には金融業が急発展。地元のノースカロライナ・ナショナル・バンクが買収を重ねて、後にバンク・オブ・アメリカとして全米屈指の銀行にまで成長したのです。

現在では、ニューヨークシティに次いで全米第二の金融センターにまで発展。

市の中心地ダウンタウンにそびえるバンク・オブ・アメリカの超高層本社ビルは、シャーロットっ子自慢の建物として知られているほどです。

これら経済面での成長に加え、1990年代に入りNASCARが南部以外でのレースを増加させ全米進出を果たしたことで、シャーロットの知名度は全国区にまで拡大。

人気ドライバーやチームがファクトリーを置くシャーロットは年々拡大の一途をたどっていた全米のNASCARファンから一気に注目され、“NASCARの聖地”としてその価値感を高めていったのです。

近年には、そのNASCAR人気と並行するようにシャーロットへ多くの人が移り住むようになり街の人口も一気に増加。

ダウンタウン郊外にあるシャーロット/ダグラス国際空港は米航空大手USエアウェイズのハブ空港というアクセスの良さも手伝って、全米を代表する大都市にまで発展していったのです