2014年8月2日土曜日

シャーロットの文化について


Guiness International Cup のAC Milan と Liverpool の試合を見に行った。

AC Milanには日本代表の本田選手が在籍している。お向かいのSちゃんがいち早く情報を見つけて、チケットを取ってくれた。

アメリカ人はFootballと言えばアメフトで、サッカーやヨーロッパのサッカーリーグのことを知っている人は私の周りにはほとんどいない。こんな田舎町にヨーロッパの一流チームが来て、どんなことになるかと思っていた。

新興の地方都市的に、音楽や美術といった「文学・芸術」という意味での文化は乏しいが、スポーツ観戦(年齢を問わず、自分の好きなスタイルでスポーツを楽しむところ)は当地の立派な文化だと思う。常々、シャーロットには文化がないと思っていたけれど、人が集団で住んでいて「文化がない」というのはおかしなことなわけで。


2014年8月1日金曜日

シャーロットはこんな町です

米国 ノース・カロライナ州・シャーロットとはこんな町です。

 
(参考 Wikipedia シャーロット) 

1.「ノース」だけど「南部」


黒点:シャーロット市
赤:シャーロット・コンコード・ガストニア都市圏
赤+黄:シャーロット・コンコード広域都市圏 

名前は「ノース」カロライナですが、ノース・カロライナはアメリカ「南部」地域に属します。

シャーロット市の人口は73万人で、都市圏(地図参照)はおよそ200万人。Bank of AmericaやWachovia などの大手金融機関が本拠を置くことから、全米第二の金融センターと言われます。

なお、ノース・カロライナ州の州都はローリー(Raleigh)で、シャーロットではありません。ローリーはシャーロットから東へ240kmほどのところにあります。

ノース・カロライナ州には日本の領事館はありません。アトランタ領事館の管轄で、車でも4時間ぐらい。万が一パスポートを紛失したら大変なことになりますね。

在アトランタ日本国総領事館
代表電話番号 (404)240‐4300
Phipps Tower Suite 850
3438 Peachtree Road
Atlanta, GA 30326

2.田舎。。。


シャーロットは立派な田舎です。
と、渡米前に知り合いに言われましたが、まさにその通りでした。

現地の人は、この町を「city」と言い、「skyscraper」のある「metropolis」と言う人もいるので大声では言えません。

「アップタウン」と呼ばれる中心街にはBank of AmericaやDuke Energyなどの企業の高層ビルがあり、一見都会のように見えます。わたしも初めて来たときは、けっこう都会じゃないかと思いました。けれども、中心街は要は小さな霞が関みたいなもので、夕方や週末に行くようなところはありません。町中のスターバックスは5時半に閉まります。帰りがけにショッピングもできず、お茶もできません。

3.新しい、きれい、安全


シャーロットの良いところは、きれいで安全なところだと思います。緑も多いです。
アップタウンは比較的新しく整備されたようで、いまでも高層ビルのあるブロックから周辺にむけて、道路や公園、アパートなどが一ブロックずつ開発されています。今年はマイナーリーグの球場がオープンしました。周辺は工事中でやや荒れた雰囲気だったのが、球場のオープンとともに明るい場所になりました。

中心地のすぐ南側の地域(サウスエンド)ではアパートがいくつも建設中です。
サウスエンドは、昔は工場以外に何もないところだったようですが、道路やアパートが整備され、シャーロットで唯一の路面電車も通り、ヤングプロフェッショナル向けのお洒落な場所になりました。私もサウスエンドの住人ですが、歩いて行かれる場所にレストランやバーがあります。買い物は車ですが、スーパーも一応歩ける距離にあります。

4.ちびっこ電車

 

電車が一本だけ、中心地から南部に15kmだけ通っています。四両編成で、乗客の少ない時間には二両だけのこともあります。綺麗で安全で、わたしも通勤につかっています。
電車が通っている場所が限られているので、現地の普通の人(車を持てるレベルの生活ができる)は乗ったことのない人もたくさんいます。

町の発展に伴い(または発展を促進するため)2017年までに北方向にも延長するようです。

5.珍獣日本人



私はアップタウンに比較的近い所に住んでいますが、日本人はほとんどいません。
日本人どころか、中国・韓国などのアジア人も少ないです。世界中の都市にある中華街もありません。現地の人の考える「アジア人」にはインド人も含まれます。

日本企業の駐在の方は、南に車で30分ほどのところにある Ballantyne 地区に多く住んでいるそうです。日本人の補習校の生徒が100人弱だと聞いたので、生徒とその家族で300人、その他の人を考慮しても日本人の人口は500人ぐらいでしょうか。

東京からの直行便はありません。

6.南部英語


南部地方の英語は、クセがかなり強いです。独特のアクセント、言い回し、語彙などがあります。"ae" の発音(apple, panなど)はいかにもべた~っとアメリカ的な音がします。イントネーションは一般的に平板で、動詞句を使った表現を多く使うよう思います。

外国人と話慣れていない人が多く、何か言ってもしょっちゅう聞き返されます。乱暴に「Huh?」と言われて何度傷ついたことか。。。 こちらが聞き取れなくて聞き返すと、同じ言葉を同じ様に繰り返します。外国人向けに言い換えてくれる人はいません。


黒人の方はいわゆる黒人英語を話す人が多いです。こちらは発音も文法も違いますから、理解するのはとても難しいです。

7.日本食材は「ハトヤ」で。


日本食材は「ハトヤ」で調達できます。小さなお店ですが、品揃えが恐ろしく豊富で、日本野菜も調味料も冷凍食品もお菓子も、ちょっとした生活雑貨もあります。「ハトヤ」に行くと、単身赴任と思しき日本人の方をちょくよく見かけます。お店の方も親切ですし、こちらに長くいる方などは、お店の人とも名前で呼び合うほど親しくなるようです。

「ハトヤ」に行くと、私はなぜか悲しくなります。急激にホームシックになるのか、なんなのか。お米やお醤油はAmazonでも普通のスーパーでも買えますし、ハトヤさんのお買い物はなるべくまとめてささっと済ませるようにしています。

一方で、韓国系のSuper Global Martに行った時は楽しかったです。何しろ大きいのでテンションがあがります。脂ののったお肉やお魚も、日本人好みのものが安く買えます。
まあ、私は一人なのでそんなにたくさん買うこともありませんが。。。

8.人は親切

 
 シャーロットの人は一般的にとても親切だと思います。と言うと、それはSouthern Hospitalityだと言われます。Hospitalityの直訳で「おもてなしの心」というよりは、常に周りの人とコミュニケーションを取っておく(周りに敵を作らない)南部気質の流れではないかと思います。

同僚も、ランチでもイベントのときでも、わたしが一人ぼっちにならないように心を配ってくれます。引っ越したばかりのときは、車もなく、車を借りるのも高いし、運転も自信がないしと思っていたら、同僚がIkeaまで家具の買い出しに連れて行ってくれました。本当に親切です。
こんど私の周りに困っている人がいたら、ぜひ思いっきり親切にしてあげようと思いました。